横浜みなとみらい２１地区
２０１０年「海の日」の７月１９日に、山梨からの一番電車で横浜に向かった。梅雨が明けたばかりの猛暑日となり、横浜の港は快晴に恵まれた。
「桜木町駅」から『みなとみらい２１地区』を歩く。有名な高層ビルが連立している。
左が日本一の高さを誇る「横浜ランドマークタワー」で、右の３連のビルは「クイーンズタワー」となる。
どのビルも青空に映えて綺麗だ。
ホテルと新港パークの大観覧車
「クイーンズタワー」の奥に「パンパシフィック横浜ベイホテル東急」が見える。中央に羽根の様な形をした「横浜グランドインターコンチネンタルホテル」がある。
右には「横浜コスモワールド」の「大観覧車」が回っている。この広い「みなとみらいエリア」は海を遊覧船で周遊出来る様に水上バスが客を待っている。
綺麗な横浜港の景色である。
横浜ランドマークタワー
なんと云ってもこのエリアの中心となる『横浜ランドマークタワー』は、高さ約２９６ｍで勿論日本一のビルだ。７０階建てとなっていて、６９階に展望台がある。
他にはホテルやショッピングモールなどの施設があるそうだ。展望台からの港の眺めは素晴らしいだろうと思う。
横浜ランドマークタワー
『横浜ランドマークタワー』はどこからでも見える。対岸の「汽車道」に咲いていたピンクの「ランタナ」の花越しにも、立派な姿が見える。
どこから見てもスラットして美しいビルだ。
帆船日本丸
「横浜ランドマークタワー」のすぐ前は「日本丸メモリアルパーク」となっていて、現役を引退した『帆船日本丸』が係留されている。
この日は「海の日」記念として「総帆展帆（そうはんてんぱん）」がボランティアの手で行われていた。帆を張るのは記念日に合わせ年に１０回位だそうだ。
この日は海の日の記念日だ。展帆の為、マストに登る人が小さく見える。
ボランティアの活躍
マストの先のロープを頼りに、帆を張る準備をしている。
大きな声の号令に合わせて、手際良くキビキビと作業が進められている。ズームアップして表情を捉えてみた。
海面から何ｍ有るだろうか、高い上に浜風にも少し揺れている。大勢の見学人やカメラマンが見守っている。
総帆展帆の日本丸
およそ１時間程掛けて、総帆展帆（全てのマストに２９枚の帆をひろげる事）が完了する。そして満帆飾（お祝いの時の国際信号旗の掲揚）が飾られ、展帆作業が完了した。
帆や旗が浜風を受けてはためいている。作業者全員が甲板に並び、見学者に敬礼をする。会場から拍手が沸き起こる。
日本丸と観覧車
「横浜ランドマークタワー」寄りから日本丸を眺めて見る。ビルと観覧車が青空に映えている。
日本丸はこのまま大海原に向かって出航して行きそうな景色だ。
ここから広い横浜マザーポートを「山下公園」方面に向かって散策した。
日本丸とランドマークタワー
再び汽車道を歩く。先ほどの「日本丸」と「横浜ランドマークタワー」が見える。水上バスもお客を乗せて運行して行く。船屋上の観光客が
風を受けて涼しそうに見える。
レールを残し板張りされている汽車道は暑い。日傘の人が目立って見える。
ドラゴン水上バスとランドマークタワー
「みなとみらい２１新港地区」の桟橋に中華街雰囲気の屋根にドラゴンをあしらった水上バスが停泊していた。綺麗な装飾が目を引く。
ここからもやはり「横浜ランドマークタワー」が覗いている。
横浜グランドインターコンチネンタルホテル
赤レンガパークから「横浜グランドインターコンチネンタルホテル」の蝶の羽根の様な建物が見える。「横浜ベイブリッジ」から良く見える綺麗なホテルだ。
西の空には薄雲が広がってきて、青空がだんだん少なくなってゆく。風も弱く、うだる様な暑さだ。白い建物が眩しい。
赤レンガ倉庫２号館
赤レンガパークには２棟の大きな『赤レンガ倉庫』が建っている。倉庫の間の広場は「開港１５０周年記念イベント」が開催され賑やかだった。
色々なブースの他露店も並んでいる。やはり冷たいカキ氷やソフトクリームに人気がある様だ。
赤レンガ倉庫は新港埠頭の旧保税倉庫で、大きな建物の中は展示場やレストランなどになっているそうだ。この周辺は公園になっていて、広場
の木蔭に人々が涼を求めている。
大桟橋埠頭の豪華客船「飛鳥２」
「山下臨港線プロムナード」を歩いて山下公園に向かう。途中の「大桟橋埠頭（国際客船ターミナル）」に豪華客船『飛鳥２』が寄港していた。大きなビルの様な船だ。
桟橋からは横浜ベイブリッジも見え、東京湾が広がっている。
赤い靴はいてた女の子像
「山下公園」と云えば『赤い靴はいてた女の子』の像が有名だ。小学校時代の修学旅行に来た記憶がよみがえる。
小さな像だけど、記念にカメラに収まる人で結構賑やかだった。
日本郵船の氷川丸
修学旅行時にはもうあった横浜港に係留されている「氷川丸」は、ずいぶん永い間ここにいて山下公園のシンボルになっている。
昔の外航貨客船で、豪華な内装が見学出来る様になっている様だ。
綺麗に化粧された船体に、堂々と日章旗がはためいている。
バラ園
山下公園には噴水や「バラ園」などの憩いの場がいっぱいある。
バラ園のバラはもう終焉を迎えていたが、それでも比較的綺麗な花を見つけて撮ってみた。
背景の「氷川丸」と夏の青空のコントラストが美しかった。
横浜マリンタワー
山下公園には「横浜マリンタワー」の鉄塔がある。昔は灯台として使われていたとか云われている。
塔の塗装も赤・白だったが、市に移管されてからこの色容姿になったそうだ。
このタワーも懐かしい。
昔展望台に行った事があったけど、今は登る人も減少した様だ。
横浜中華街の天長門
ここまで来たら中華街を歩こう。中華街の入口には「門」がある。
門を入ると街の両側には店舗が並び、中国の賑やかな街並みが続く。ちょうど昼時でもあり人も多く出ていた。
横浜媽祖廟
天后宮（天上聖母）とも云われ、宋時代実在した媽祖（まそ）を祀った廟である。
特に海の神様と云われ、航海の安全を中心に、旅行安全、家内安全、無病息災などの祈願の為、中国人のよりどころとなっているそうだ。
艶やかな細工の立派な建物となっている。
桜木町駅からみなとみらい２１を臨む
中華街から再び「桜木町駅」に向かった。駅から「みなとみらい２１地区」を臨むと、「横浜ランドマークタワー」を中心に、帆を張った「日本丸」も見える。
緑の中に巨大なビルが並び、大都市横浜を象徴している。
猛暑の中、歩き疲れた事もあってか、ここで帰路についた。
もっと見たい歴史名所もあるし、何といっても港横浜の夜景を見たかったが、よる歳には勝てない。
私には充分に素晴らしい「横浜海の日の一日」であった。この日は全国的に真夏日の更新となった様だ。
きっと夜景を撮りに来るぞ！！！