２００８年夏は猛暑だった。名古屋「１０ｔｈにっぽんど真ん中祭り」の１日目は、東海地方を襲った「ゲリラ豪雨」が残り、どしゃ降りだった。 ２日目は豪雨一過の快晴だったので、早速会場の久屋大通り公園に出掛けた。テレビ塔も青空の下、何かしら輝いて見えた。
メインの祭り舞台では、もう踊りが披露されていた。この名古屋の「楽ＧＡＫＩ」チームは、子供と大人の混成チームで、 紫陽花をイメージした衣装を着、可愛い紫陽花の咲く様子を踊りにした物で、実にまとまっていた。アイデァが良かったのか、 審査員特別賞を受賞した。
キツネのお面を手に踊るのは「こんこん豊川」チームだ。 豊川稲荷の膝元のチームらしく、歌の中にも、いなり寿司なども飛び出し、また、手筒花火も持ち出して、軽快な踊りだった。
たくさんのチームの中には型やぶりの踊りもある。夢を求めた物語をミュージカル風に仕上げたこのチームは、 名古屋城の「しゃちほこ」も踊りの中の主役にしてしまった。（名古屋どまつり一座”からくり”）
若くて活気に満ちた「武豊座竜宮」の踊りは、激しく舞台狭しと飛び回っていた。 踊っている人は皆美しい。
今年初出場という、絆∞ＩＫＧチームも若さ溢れ、きびきびと統制のとれた踊りだった。
このチームには歌い手が付き美声を上げ、踊りを盛り立てる。 会場でも応援団が気勢を挙げ、舞台と一体となって祭りを満喫している様だった。
５分余りの踊りの締めのポーズが決まる。どの顔も満足感の笑みで一杯だ。 このチームは堂々の総合賞上位入賞を獲得した。
血気盛んな女性達が踊るのは「凰」チームだ。気迫に溢れた踊りと凄みのポーズが、観客を圧倒する。
「とこなめ舞桜」チームの中心で踊るこの美人女性は、多分今年のポスターのモデルにもなっている人だろうと思う。 キリリとした愛らしい顔立ちやスタイルばかりか、その踊りも見事だった。
踊手を声援しながら盛り上げるのに「旗」を使うチームも多い。 騎馬武将の大きい旗を振り回す”祭踊衆「響」”は、手に持つ扇子も合いまって、なんとも日本的な踊りになっていた。
祭りの会場には「フードコーナー」が用意され、夏の暑さも手伝って、飲み物や軽食が飛ぶ様に売れている。 ダイドーのドリンクコーナーでは、ダイドーＭＩＵレーシングチームのレースクィーンがお出迎えしてくれる。 テレビのレギラー番組もありＣＭにも出ているという岡田ひとみさんに、お願いをして１枚撮らせてもらった。