日本でも屈指のイルミネーションで有名な三重県桑名市「なばなの里」に出掛けた。冬華の競演と題して、広い園内全体が 光の世界に変わると言う事で、１７時の点灯式まで 、園内の「ベコニアガーデン」や「お花畑のダリア」を見て歩いた。
お花畑入り口の「光のトンネル」に灯が点った。２００ｍに渡って真っすぐに延びるトンネルが光り輝き、これから広がる幻想的な 世界に”おいでおいで”と誘い込む。
トンネルを抜けると、そこは光のお花畑−−−。赤・青・白などの光に、蝶が遊ぶ。感動の歓声があちこちで沸きあがる。
土曜日という事もあって、お花畑は満員の人で埋まった。長蛇の列がとぎれない。 展望台からお花畑を広角レンズで撮って見るが、とても全体が入らない。半分も映らないこの美しい景色をどうやって表現しようか。 遠くまだ暮れきらない夕焼け空と、「長島スパーランド」の遊園地が赤く光っていた。
もう一つの絶景のポイントから「光の大河」を狙って見る。１２０ｍの水上イルミネーションが、虹色の光を連れて流れてくる。 夕立ちを呼んだ不気味な空だから、余計輝いて見える。
大きな白いツリーと紫に妖しく光る協会から、光の川がどんどん湧いて来る。ブルーの光は特に輝いている。 この幻想的な眺めは「なばなの里」を象徴する風景だ。一度は見て眼に焼き付けたい眺めである。
池の周りは、何重にも人が取り巻いて、カメラや携帯カメラで感動を写し取っている。 ライトアップされた桜の木だろうか、真赤に燃えている。そしてこれが池面に反射して奇麗だった。
しばらくの間、感動に浸り、そして出口に向かう。鏡池の周りのもみじがライトアップされて、池に映っている。波もなく、文字も 逆さま？に映っている。園内、どこを見ても綺麗に飾られ、光のファンタジーが演出されていた。
名古屋駅ＪＲ駅前は、テディベアの絵本の世界が展開されている。子供連れの家族が集まり、クマさんと一緒に写真に納まっている。 子供達の眼も輝き、夢を誘っている。
名古屋駅前のイチョウも黄色に輝き、夕方には、駅ビルの壁面に、輝く絵本の世界が広がる。 テラスやガーデンにも絵本と同じ街が再現され、駅周辺は光輝いている。
光の街は、星が流れ、花火が上がり、ネオンが灯り、クマさんが遊び、絵本を捲くる様に流れていく。 ロマンチックな世界、光の世界が展開されていく。
「メリークリスマス」の文字が空に描かれ、ツリーは真赤にもえ上がる。トナカイに乗ったサンタクロースがやって来る。 集まった人々が皆、光の世界に見入っている。
賑やかな花火の街に、やがて雪が落ちて来る。あでやかだった世界が、白銀の世界に変わっていく。 山もツリーもすっかり白一色になっていく。賑やかだった街も静まりかえる。
そして、絵本はゆっくりと閉じられていく。 しばらくして、また、絵本が開かれ、輝く夢の世界が開かれていく。
タワーズテラスから壁面イルミネーションを真下から見る。 この辺は、光の並木道があり、クマさんのショップが並ぶ。本屋さんやケーキ屋さんなどがあり、子供達には人気の場所だ。
タワーズガーデンから、壁面イルミネーションを眺める。この辺りは、恋人達が肩寄せ合っていたり、写真を撮りあったり、 ロマンチックがいっぱいだ。
名古屋駅前の「ミッドランドスクエア」もクリスマスムードを盛り上げる。
中部一のノッポビルに、白いツリーが現われる。反対の北面は「トナカイ」になっていた。
日本全国あちこちでクリスマス・イルミネーションが輝き、せわしい年の瀬が過ぎ、そして新しい年を迎える。