２００８年の名古屋国際女子マラソン大会は、北京五輪の代表選考最終レースでもあり、Ｑちゃん（高橋尚子さん）が参加 するとあって、瑞穂陸上競技場は超満員になった。
緊張のスタート。 注目はやはり高橋さんだろう。テレビ局の中継に地元出身のタレント「加藤晴彦さん」がスタートライン横で応援している中、運命の号砲は 鳴った。一斉にスタートだ。
有力選手を前列に一丸となって第三コーナーを進んで行く。 高橋さんも原さんもしっかり先頭について頑張っている。
大島さんを先頭にスタンド前を駆け抜けていきます。高橋さんはいつもの切れがないのかな?。
結局、高橋さんは敗北です。原裕美子さん（京セラ）は４位でした。
先頭で競技場を飛び出した大島さん（しまむら）は、結局９位でゴールでした。
苦しそうに競技場に戻ってきた高橋さん。入賞できなくても、地元でもあり人気は一番。「頑張れ頑張れ」の声援が鳴り止まない。 中継車もしっかりと最後まで追い続けている。
途中棄権でも不思議ではないくらい失速したのに、最後まで駆け抜けた根性に、大きな拍手が送られる。
優勝して、ほぼ北京五輪キップを手中にした中村友梨香さん（天満屋）が月桂樹を冠り、お立ち台で報道陣のカメラに囲まれる。 記録も素晴らしかった。
敗北の高橋さんにも、なぜか会場では笑顔が見える。練習で絞り込んだ体が、私には痛々しく感じられた。 容赦ない報道陣に出た笑顔だろうが、内心はどうだろうか。この会場を後にするまで、常に観衆には笑顔だった。
無事伴走を終えた愛知県警の白バイ隊も、一安心という所だ。 赤い制服がカッコ良い。お疲れ様でした。